何故、数学を学ぶのでしょうか。
実生活において、微分や数列などを単体で使うことはほぼありません。
しかしながら、高校において数Ⅰ・数Aは必須項目です。
大学などの受験でも文理問わず、受験項目にあり、進学後も数学の単位は必要です。
また、社会においても多くの資格取得に数学の知識は必要となります。
そして、物理や化学においても数学の基礎知識があることで、理解が進むこともあります。
また、物理学者は、「物理学の最後は哲学」とも言います。
これは、言い換えれば、文系においても論理的思考が重要な要素であることを意味します。
グローバリズムにおける人材育成という言葉も良く聞かれます。
これまでは、一方的なdebateで成功を収めてきました。
しかしながら、21世紀においては「共感」することが重要となります。
そのためには、如何に自分の考えを正しく伝え、相手の意見を聞き入れていくかが大切です。
相対する考えをまとめ、到達する道順を考える力が、論理的な思考力です。
数学を通して論理的な思考力を身につけていって欲しい、その一助となれれば幸いです。